私は元々10年以上前は千葉県に住んでいたのですが、実家が大阪で、不幸があったため私の父が後を継ぎということもあり帰路に着いた訳なのですが、その頃に経験した大阪での葬儀、お通夜などのお話です。叔父の御遺体があるのは仏壇の広間。そしてその直ぐ側にある居間では親戚一同、組合関係者(私の実家は坂の上だから・道上・と言います)そして近所の方々も集まり打ち合わせをします。その時に私が教えてもらったのが神棚を和紙のような巻紙を使い隠すというものでした。そしてお坊さんを呼びお経を唱えてくれるのですが、後から聞いた話ですと1回5万円程の寄付金を差し出しているとか・・。懐に手を入れる親戚のおじいちゃんのジェスチャー(儲かっているぞ?みたいな)で私共の深裂な心は少し和ませてくれたという出来事もありました。その後葬儀業者がやって来て、私は叔父の旅支度、草履のヒモを縛ったり棺桶に花などを飾ったりもしました。次の日、葬儀場から火葬場に行った時に初めて知ったのが、行きと帰りは別の道を選ぶというものでした。理由は親戚にも聞いたことあるのですが「そういうものだから・・」とはぐらかされましたが、意外と仕来りの理由とか地元の方でも知らない人が多いいのかも知れません。