葬儀というのは、人に知らせたりたくさんのことをしなければならないという、そんなイメージがあります。そのため、人がなくなったということよりも段取りなどで忙しくなることが多いのです。それは私の父親の葬儀の時もそうだったので、これでいいのかなと思ったりした事もありました。ゆっくりと見送ることができないと感じてしまうのです。
そんな時、親族の葬儀を見た時にこれがいいなと思ったことがありました。それはなんと親族5人だけの葬儀で直葬となっているのです。その時、通常の葬儀をイメージしていたので正直最初はびっくりしました。しかしだんだんとこんな葬儀をしたい、そんな気持ちになったのです。
親族5人だけなので、新聞に広告を出す等、慌てることはありません。ゆったりとした気持ちでなくなった人のことについて話をしたり、笑ったりして葬儀の感じではありませんでしたが、とてもよかったと感じています。そのなくなった人の希望だったということなので、そんな希望を叶えた親族はすごいと感じます。