若い頃はお葬式のことなど具体的に考えたことなどなく、社会人になり何度か出向いたお葬式でも『お葬式のありかた』や『お葬式の意味』など深く考えたこともなく、お葬式とは一般的にこんなものかと過ごしてきました。ところが50代ともなると、親や兄弟など身内との別れを経験したりお葬式はどんなふうにするべきかなどと少し具体的に考え始めます。
現在では『家族葬』という言葉も多く聞くようになり『一般的なお葬式』と『家族葬』を比較してみたり、実際に私は自分の子供に対し「お母さんが死んだら身内だけでお葬式をして必要以上にそこにお金はかけないでほしい」と伝えてあり、私のように考える私世代の人は意外と多いのではないかと思います。
上の世代は私のような考え方を非常識と言う人もいるのかもしれませんが、私は『お金をかけずに行うお葬式が故人に対して失礼』とか『扱いが雑』とは決して思わないし、お葬式は送り出す人たちの気持ちの問題であり、縮小できることは縮小して無駄なお金は使わずに最低限のお葬式で送り出してほしいという気持ちは今でも変わりません。